路地裏生活

2013 0207 konica 3a ilford fp4plus id11 014
君がみつめたから、僕は足を踏み入れた。
君が逃げ出したから、僕は先へ歩んだ。
君がいなかったから、僕は更に奥へ進んだ。
僕が路地に迷い込むのにはそれ位の理由が必要で、
僕が路地に迷い込むにはそれ位の理由でいい。
君がいなかったら、僕はきっとこのままここにいて、
きっと出口はどこかにあるのだろうと、ずっと彷徨うに違いない。

君を知らなかったら迷うことなく僕は通り過ぎたに違いない。