2013-05-24 青い鳥 下町、平日午後四時。 活気づく駅前に彩りを添える彼女達がキラキラと見える時間。 普段は少し疎ましささえ覚える存在になぜか親しみや安らぎさえ感じてしまえるのはマジックアワーのせいか、それとも内に秘める何かが輝くからなのか。愛する息子がいるだろう。愛する夫がいるだろう。 一人一人に生活がありそして人生がある。その中で不平を述べながらも輝けるのは幸せだからなんじゃないだろうか。小さなしあわせという小枝を、不満そうにも大木に集めながら囀る彼女達。 僕は青い鳥を収める様にシャッターを切った。